さて、今日はCIコンボ(Circle Island Combination)。
サークルアイランド(島一周ツアー)にサンセットビーチでのサンセットタイムを加えたコンビネーションツアーである。
お客さんは、4年ぶりにハワイにいらしたDHCのリピーターさんご家族。
前回はお天気に恵まれなかったのだが、今日は朝から良い天気。
風が弱く少し蒸し暑いくらい。
ワイキキを出ると、土曜と言う事もあってカピオラニ公園にはイベントや屋台が見えた。
カイマナビーチの前辺りでは、レインボーシャワーやホワイトシャワーが既に3〜4分咲き。
ダイアモンドヘッドロードのプルメリアもすっかり満開状態だった。
カハラのワイアラエ・カントリークラブの裏手には、ピンクシャワーも花を咲かせ始めた。
カラニアナオレ・ハイウェイ沿いには、マンゴーが重そうな実をいくつもぶら下げているのが見える。
ハナウマ湾の入り口を過ぎると、キラキラ輝く海が見えてくる。
サンディービーチは3フィートほどのショアブレイクが音を立てて崩れていた。
ビーチに続く「遊泳禁止」の赤い旗をよそ目に、ブギーボードやボディーサーフィンで遊ぶローカル達の姿にお客さんたちも驚いていた。
マカプウ岬を回ってウィンドワードサイドに出ると、トレードウィンドがはっきりと感じられた。
マカプウビーチには4フィート程の厚い波が寄せ、沖には白波も立っていた。
ワイマナロのベロウズビーチに行くと、何故か昨日より空いていた。
土曜日にしては空いていたのだが、今日は各地でイベントがあり、そちらに人が行ってしまったのかも知れない。
今日5月1日は、ハワイでは「レイ・デー」と言って、レイ作りコンテストなどの催し物が多いのである。
エメラルドグリーンの海を眺めながらグアヴァジュースを飲んでいただき、「スモウ・コネクション」に移動。
数日前は暇そうだったが、さすがに今日は次々とお客さんが入って来た。
オロマナのアフリカンチューリップの花は少しずつ減ってきている。
カメハメハ・ハイウェイに出ると、コオラウ山脈の上には雲が架かっていた。
クアロアパークは今日も人が少なく、シラサギやマイナバードが目立っていた。
この後少し雲が出てきたが、海は深い色を出していた。
お昼のおかずを釣るローカルの姿が多かった。
ノースショアに回ってサンセットビーチに到着すると、6フィート以上の波が上がっていた。
5月にこのサイズは珍しい。
サーファーもギャラリーも多かった。
ワイメアもうねりが入っていて、飛び込み岩の上に人はなかった。
ラニアケアも岸に寄せる波が激しく、ビーチに上がってはいなかったが、すぐ近くの海の中には何匹もの海がめが泳いでいるのが見えた。
ハレイワに入るとまた少し雲が出たが、ランチタイムには丁度いい。
アリイビーチパークの海沿いではローカルがウェディングをしていたので、我々は反対側のピクニックテーブルをセッティング。
広い公園で食べるプレートランチは好評だった。
食後は一度ハレイワ・タウンを通ってドール・プランテーションに向かう。
ここも今日は混み合っていた。
ゆっくり時間を取って、ハレイワに戻るとまた晴れていた。
日没の前まで2時間以上のハレイワ・タウン散策休憩。
私も先日から探している物を見つけようと歩き回ったが、今日も結局見つけられなかった。
時間はまだあったので、ワイアルアの友人あっちゃんのお家にお邪魔した。
スカイダイブの仕事はGWにも関わらず、暇だそうだ。
お客さんとの集合時間、ハレイワの街中も土産物店などはすっかり閉まり、静かになった所でサンセットビーチに移動。
綺麗な夕陽を期待しながらサンセットビーチに到着すると、パーキングがほぼ一杯だった。
なんと波は8フィートにも上がって、ギャラリーが増えていた。
日本人観光客の姿も目立ち、5月のこの時間とは思えないほどの人だった。
沖のサーファーも凄かったが、ショアブレイクで遊ぶローカルの子供も凄かった。
日本だったらまず子供が近づく事は出来ない様な波にもまれてはしゃぐ子供たちは、まさに野生児と言った感じだった。
水平線のぎりぎりにあった雲おかげで、日没の瞬間は見れなかったが、ビーチの人が少なくなる頃、綺麗な夕焼けを見ることが出来た。
帰りはH−2フリーウェイから島の南側が見えてくる頃、お疲れ気味のお客さんを起こして夜景の説明をした。
ワイキキの歩道は日本人の家族連れを中心に賑やかだった。
今日は昼間のツアーがなく、買い物などでホノルル市内を走り回った。
時々強い風が吹いたかと思うとしばらく全然無くなったり、下の雲はトレードなのに上空の高い雲が南から動いていたり、天気は少し不安定だった。
夕方からマキキの友人のコンドでBBQをした。
私は数日前のツアーの為に買った食材の残りを持参した。
コンドミニアムの一角にあるBBQエリアは垣根によっていくつかに分けられ、プライベートスペースとして家族や仲間同士で楽しめるようになっている。
最近は着火剤の入った「マッチ・ライト」と言う練炭を使う事が多いのだが、今日はちょっと高級なキアヴェの木炭。
しかしこれ、なかなか火が点かない。
ようやく炭が白くなってくる頃には、2本目のビールを空けていた。
時より激しいガスト(突風)がビルの後ろから回り込み、BBQ用のプラスチックの皿をひっくり返しては、皆を慌てさせた。
焼き上がった肉や野菜を次々と平らげている間、シャワーは全く降らなかった。
食後はコンドの部屋に上がり、ホノルルの夜景を見ながらデザートはサンジェルマンのアップルパイ。
月が雲の間から見え隠れしていた。
朝から雲が多かった。
昼過ぎからは何度かシャワーが降り、風もガスティーだった。
ナイトドライブのツアーが入っていたが、雨天のため中止。
ワイキキの鍋会に顔を出した。
「鍋会」とは、ハワイ在住の日本人や、留学生、駐在員、長期滞在者、短期旅行者などの交流、親睦会である。
元々は5年ほど前にあるハワイ系のウェブサイトが主催していた物で、主催者が日本に帰国して無くなった為、私を含めよく参加していたメンバーが有志となって復活させたのだ。
ワイキキのとあるコンドミニアムの一室で毎週色々な鍋を囲んでいる。
スキヤキやしゃぶしゃぶなんていう日もあり、楽しみにしている。
在住メンバーも職業は様々で、それぞれお客さんを連れて来る事もあるし、友達を呼んでくる事もある。
時には現役の料理人や元シェフが来る事もあり、腕を振るってくれる時はラッキー。
一時はメンバーがすっかり固定され新鮮味がなくなったので、ハワイ系のウェブサイト「アロハストリート」で告知をしたところ、このところ毎週新しい顔が増え、短期の旅行者もハワイの生活の匂いを感じに集まるようになった。
私もなるべく出席するようにしているが、今晩のように仕事が入っていれば欠席か遅れる事になる。
今日は仕事の後、10時半過ぎになるかと思っていたが、早く顔を出す事が出来た。
スキューバダイブのインストラクターの部屋は決して広くは無いが、15人もの男女が集まっていた。
「洋風鍋」だったと言う事だが、鍋はスープを残すだけで、最後の雑炊だけ頂く事が出来た。
日本人と言うだけで、職業も年齢も、出身地も、ハワイとの関わり方でさえ違う人間が集まり、情報交換をしたり、友達を作ったりと言うのはとても有意義な気がして楽しい。
月が明るい。
西の海に日が沈み、夕焼けが空全体を赤く染めた。
一日中強かった貿易風が次々とコオラウ山脈から雲を運んでくる。
ダイアモンドヘッドの北の空に雲の穴が開き、黄色く光る満月が顔を出した。
明日は晴れるかなぁ?
朝のワイキキはよく晴れていた。
今日はサークルアイランドツアー(島一周)。
天気予報はどこも「晴れ時々曇り、所によりシャワー」で、コオラウ山脈の上には重そうな雲が待ち構えている。
昨日よりは風が弱くなったので、急にスコールなんて言う事は無いと信じつつ出発。
家族連れのお客さんは、ご家族の結婚式に出席するためにハワイにいらしたのだそうで、ほとんどの皆さんが初ハワイ。
ガイドのし甲斐がある。
カピオラニ公園のレインボーシャワーはもう3分咲き以上で、ホワイトシャワーも花が目立ってきた。
ダイアモンドヘッド沖の波は2フィートほどだったが、形は良かった。
カハラの高級住宅街は、「For SALE」の看板が目立つ。
ハワイの不動産は完全な売り手市場で、作れば売れると言う状況らしいが、ここカハラだけは別のようだった。
カラニアナオレ・ハイウェイに入ると両側に赤、白、黄のプルメリアが目立つ。
既に満開のホワイト・プルメリアの木もある。
サンディービーチは3フィートほどのショアブレイクが立っていた。
間近で見るここの波は迫力があるのだが、見とれているお客さんが段々波に近づいていくのがちょっとひやひやした。
マカプウの展望台は海からの風がとても気持ち良かった。
下のマカプウビーチには4フィートほどの厚い波が寄せていたが、波乗りをしているのはたった一人だけだった。
ワイマナロのベロウズビーチは今日も人が少なかった。
ココナッツ、マングローブやククイなどの実を拾ってミニ自然教室。
白い砂がまぶしかった。
元横綱曙のお母さんのお店「スモウ・コネクション」に行くと、お母さん、アンティー・ジェンが
「あんたのツアーはどこでランチしてるの?」と尋ねてきた。
「ハレイワのアリイビーチパークだよ」と答えると、
「おお!あそこね!昔あの公園のすぐ横のお店にチャド(曙)をよく連れて行ったよ」と言った後、
「あの店まだあるのかしら?」と、突然調べ始めた。
大きな体のアンティーだが、とってもマメ。
今日もちょっとおしゃべりしてしまった。
クアロアパークはツアー会社の車は他に全く無かった。
潮が引いたビーチにはカニの穴がいくつもあった。
ウィンドワードはやはり雲が多かった。
それでも時々明るい日差しが差すと、海は様々に色を変えていた。
ノースショアに周りサンセットビーチは波が大分収まっていた。
サンセットの沖で3フィートほど。
ここにサーファーはいなかった。
ワイメアベイにはフットサイズのショアブレイクがゆっくりと入っていたが、飛び込み岩にはローカルが数人あがり、女の子も飛び込んでいた。
ラニアケアに寄ってウミガメを見る。
今日は1匹だけ、泳いでいるのが見えた。
ハレイワでのランチタイムはアリイビーチパーク。
他に公園でランチを食べている人がいない、と言うより他に人が全くいない広い公園で、トレードウィンドを感じながらのプレートランチは最高だった。
すっかりピンクの花の多くなったモンキーポッドの木の上では、マイナバードが鳴いていた。
ハレイワタウンでの自由時間の後はドール・プランテーションに寄り、今日はワイキキに戻る前にモアナルア・ガーデンに行った。
実際のCMで使ったと言う「この木何の木」は、葉が大分落ちていて、べとべとした豆の入った房も大量に落ちていた。
そう言えば今日はあちこちで、靴の底に付いたモンキーポッドの房をがりがりと取っていた気がする。
コオラウ山脈をバックに、大きなダブル・レインボーがずっと架かっていた。
朝、ホノルル・アドバタイザーのウェブサイトで、天気と波をチェックすると、晴れ時々曇りで、ノースは1〜2フィートだった。
ワイキキでお客さんをピックアップして、H−1フリーウェイを走っている間はずっと晴れていたが、ワヒアワに近くなると少し雲が出てきた。
パイナップル畑の中を下っていくと、空が少しかすんでいた。
パイナップルと昔サトウキビが植えられていた畑の境で野焼きをしていたのだった。
ハレイワの街中を抜けると、数日前に比べて急に観光客が少なくなった。
そのままカメハメハ・ハイウェイを北に走る。
ノースもお天気は良く、どこのビーチもとても綺麗だったが、波は予報より大きかった。
サンセットビーチはバックヤードに4〜5フィートの波があり、サンセットにも4フィートの波が入っていて、サーファーが多かった。
しかしここも旅行者の姿は少なかった。
ビーチにマットを引いてグアヴァジュースをサーブ。
しばしリラックス。
タートルベイを回ってきた雲が風に乗ってシャワーを飛ばしてきた。
その後ワイメアに移動して路肩に止める。
ここはショアブレイクも弱く、うねりも少なかったが、飛び込み岩の上にはたった一人が魚釣りをしているだけだった。
ラニアケアには人が多かった。
ウミガメはビーチにはおらず海の中を探すが、他のアメリカ人旅行者たちもなかなか見つけられずにいるようだった。
岩が多くて見間違えやすいのだが、ゆらゆらと移動する影を見つけた。
砂の上に打ち上げられた海草を集めて拾って海に投げ込むと、さらに1匹増えたカメが水際で何度か顔を出した。
再びハレイワに戻り、アリイビーチをチェックすると、ここも2〜3フィートのイイ波が出ていてサーファーが多い。
お子さん連れのお客さんで、波打ち際で遊びたいと言う事だったので、奥のビーチに移動してデートパームの木陰にラグを引いた。
私は車から本を持ってきて、近くのモンキーポッドの木陰のベンチで読書。
ピクニックテーブルの上をてんとう虫が何度も行ったり来たりしていた。
ハレイワタウンに移動して一時解散すると、ハレイワ・ベーカリーに行った。
先週から探していたものがここにあるという情報を得て行ってみると、それは当たり前のように売っていた・・・。
欲しかったのはパイナップル・ソーダ。
最近新聞で知ったのだが、ワイアルアのシュガー・ミル跡地で作られ始めた、グラスボトルに入ったソーダで、壜のデザインがイイ。
そしてまだハレイワでしか売っていないのだ。
写真UP!(写真は一番下の「Home」から「Photos」を参照下さい)
二つ買ってアイスボックスにしまった。
今日はランチ付ではなかったので、L&Lドライブインで「コールド・ジンジャー・チキン」を食べた。
食後はノースショア・マーケットプレースの「ポリネシアン・トレジャーズ」を覗いてから、車の中で読書の続き。
開け放った窓から流れ込む風が気持ちよかった。
モンキーポッドは今が実を落とす時期で、どこもべとべとした実が道路にへばりついているのだが、パーキングでは時々車の屋根に大きな音を立てて落ちてきていた。
ドール・プランテーションに立ち寄り、パイナップルジュースを飲んでホノルルに戻った。
H-2フリーウェイで見え始めた低い虹は段々上に膨らみ、マキキでH−1を下りる頃には遥かに見上げるほどになっていた。
帰宅後、冷やしたパイナップル・ソーダを飲んでみた。
実際にパイナップルが入っている訳ではないのだが、パイナップルの自然香料を使っていて、甘さも抑え目でなかなか美味だった。
2004/05/07 (金) ナイトドライブ
朝からよく晴れたホノルルは夜になっても雲が少なかった。
今晩はナイトドライブツアーがあった。
オアフ島で夜景のツアーと言うと、大手旅行社も中小も判で押したようにタンタラスの丘にしか行かない。
それにディナーをアレンジするくらい。
確かにハワイでも人口の多いオアフ島でしか綺麗な夜景は臨めないし、その中でもビルの多いワイキキの夜景が見れるタンタラスの丘は、良いスポットである。
昼間はほとんど人のいないタンタラスの展望台は、夜な夜な日本人観光客が大挙して押し寄せ、付近住民とトラブルになる事もある。
条例によって街灯の色やネオンサインを規制された落ち着いた夜景は、全く落ち着かない場所での展望となる。
ハワイリピーターの中には、どこか他に夜景の綺麗な場所は無いのか?と言う疑問をもたれる方もいて、そんなリクエストにお応えして始めたのがこのナイトドライブツアーなのだ。
まさに真珠を散りばめた様な夜のパルハーバーを知っている旅行者は少ない。
そこでこのパールハーバーの夜景が見れるポイントを探し始めた。
ツアーの条件を満たす場所を探すのには苦労したが、パールシティのとある公園は広い芝生があり、ラグを引いて寛げる。
公民館があるので時々付近の住民が集まっているが、子供の空手教室だとか大人の社交ダンス教室などが開かれている。
アッパーミドルクラスの住宅街で治安も良く、静か。
明るいワイキキに近いタンタラスに比べて、見える星の数も多い。
流れ星を見つける事も多く、夏には天の川が見える事がある。
ワイアナエ山脈に向かった西側は高い建物がなく、一面オレンジ色の街灯が瞬いている。
今日は風も穏やかで、サーブしたグアヴァジュースを飲みながら、お客さんはラグの上に転がって星空観測を楽しんでいた。
2004/05/08 (土) モクレイア
ノースショアの西の端にモクレイアと言う場所がある。
市バスも通らぬ田舎だが、ディリンハム・エアフィールドと言う、一応米軍の飛行場があり、スカイダイビングやグライダーライドの有名な場所だ。
今日スカイダイビングツアーに行った。
ワイキキでお客さんをピックアップすると、すぐにモクレイアから電話が入った。
スカイダイビング提携先のP社からで、風向きが変わってきて今日は飛べるかどうかわからないとの事。
お客さんはDHCのリピーターさんで、前回もスカイダイブをしている。
取り合えず現場に向かう事にした。
H−1、H−2フリーウェイを乗り継ぎ、ワヒアワからスネークロードと呼ばれるクネクネ道を下りワイアルアに出て、ファーリントン・ハイウェイをひたすら西に走る。
私がハワイに来た頃は、両側は3メートルを越えるサトウキビの揺れる畑だったが、その後バナナ畑や花畑になり、今は何も作っていない草野原だ。
雑草のサトウキビが生い茂る路肩を、州の職員が大きな機械を使って刈っていた。
カエナ岬に向かって真っ直ぐ続く道には、少しずつあちこちに傾いた木製の電柱が並び、オアフ島にいることを忘れるような錯覚を起こす。
空は青く、雲も少ない。
しかしディリンハム飛行場に到着すると、西風の為にキャンセルと言う事だった。
現場の連中に挨拶をして、お客さんにはノースショアツアーに切り替えていただいた。
風向きが悪いと言うだけで、天気は最高なので、モクレイアを離れ、まずサンセットビーチに行き、ハレイワまで見て回った。
ビーチはどこも1〜2フィートの小さな波で、子供や初心者が波乗りをしているか、泳いでいるかだった。
西風は夜になっても吹き続けた。
ハワイでレイを作るのに代表的な花の一つがプルメリアである。
ホワイト、イエロー、ピンク、レッドの他、それらの色が混ざり合った種類や、花びらの形が微妙に違うものなど、品種は豊富。
基本的には春から秋にかけての花だが、冬にもしっかり咲いている木や、冬になると花だけ落とす物と、花も葉も落としてしまう物などがあり、同じ木でもその年によって違ったりする。
ホワイトが一番匂いが強く、花も大きい。
何故か、フラを踊る時にプルメリアを身につける場合はイエローだけなのだそうだ。
今日はドライブ中に信号待ちしていると、風に乗ってプルメリアの香りが車内に入ってきた。
見上げると、丁度花が一輪、道路の上に落ちた。
今日も西風が吹いていた。
日本で30年以上前に放送されたヒーロー物の一つに「キカイダー」がある。
日本では「仮面ライダー」や「ウルトラマン」シリーズの陰に隠れて人気は今一つだったが、ハワイでは当時からほぼ同時に放送されていたのだそうだ。
その為ハワイにはマニアが多く、そしていまだに「キカイダー」と「キカイダー01」の再放送を繰り返しているのだ。
何かイベントがあると、「ハワイ日本文化センター」や「白木屋」にキカイダーのジロー役のBan Daisuke氏が登場して、いまだにサイン会などを開いているのも凄い。
そしてこの度「仮面ライダーV3」がテレビで始まる事になった。
先日行ったモクレイアには、アートギャラリーと言う名のアンティークショップのような店があるのだが、そこには何故か昔から等身大の仮面ライダーV3が通りに向けて手を上げて立っている。
ここのオーナーはかつて日本でテレビ製作の仕事に携わった事があり、仮面ライダーにも関わったのだそうだ。
今度は「V3」ブームが起きるのかもしれない。
ハワイは侮れない。
昨日の「仮面ライダーV3」の話はローカルでも知らなかったものが多かった様で、数人の友人から「昨日の日記の話しはマジ?」と聞かれた。
マジです!
ここが「キカイダー」など、ハワイの石ノ森作品マニアのページ「ジェネレイション・キカイダー」のウェブサイトです。
http://www.generationkikaida.com/index.shtml
さて、昨晩はワイキキの鍋会に出て、今朝は久しぶりに寝坊した。
GWで少し疲れの溜まった体が休息を欲していたようだ。
起きてテレビをつけたら、いきなり巨人戦だった。
昨年までも、この3年ほどは巨人戦をテレビで放送する事があった。
オアフ島では、KIKUと言うインターナショナルチャンネルとNGNと言う日本語専門チャンネルで日本の番組を見ることが出来る。
昨年までは時々NGNで生放送をしていたのだが、日本で野球をやっている時間はハワイでは夜中。
昔から巨人ファン(と言うか、長嶋ファン)の私は、何度か見てしまった事はあったが、3時過ぎになるのは辛い事が多い。
今年からはKIKUチャンネルで、前夜の試合を昼から録画放送する事になった。
NGNも自分でビデオに録画して後で見れば同じなのだが、朝は別のニュース番組を録画しているので、慌しくなる。
週末のホームの好カードしか中継しなかったNGNに対し、KIKUはホームのゲームは全て翌日に放送してくれる。
どっちにしろ昼間のゲームは見れない事が多いが、今日のように何気なくテレビを付けたら巨人戦って言うのはイイ。
残念ながら今日の巨人は負けてしまったが、すぐ後に別のチャンネルで始まったのがNBAのプレーオフ。
私の応援するロスアンジェルス・レイカースのバスケの試合が始まり、また観戦。
レイカースは大勝!
ちょっと買い物に出て、夜はこれから相撲中継が待っている。
ハワイでは相撲は随分前から生中継をしている。
しかし生中継をしているNGNは実はペイ・チャンネル(有料チャンネル)で、月に$20の別料金がかかる。
曙や小錦が現役だった頃はフリー・チャンネルでも翌日に録画放送していたが、今はNGNだけ。
NHKの衛星放送を英語の副音声で流しているのだが、日本では夕方の4時から6時と言う時間帯が、ハワイでは9時から11時と言う相撲向きなまったりした時間になる。
今日はほとんどカウチ・ポテトだった。
今日はカピオラニ・ブルバードとマッカリー・ストリートの角にある「スーパーカット」と言う店にヘアカットに行ってきた。
ここは10年近く知っている店で、一時行かなくなった事もあったが、最近はまた通っている。
「スーパーカット」はハワイだけでなく、全米チェーンの床屋さんなのだが、何しろ早い安いが売り。
注文をすれば少し凝ったカットもしてくれるが、「全体的に1/2インチくらいカットして下さい」なんて簡単に頼むと、5分ほどで「ハイ出来上がり!」となる。
勿論シャンプーなどは無い。
最後にドライヤーで切った髪の毛を飛ばしてお終い。
チップ込みで17ドルほど。
昔馴染みの店員もいて、そう人に当たるとおしゃべりが長いのだが、今日はよく見る顔はおらず、店を入ってから出るまで10分以下だった。
家に帰ってからちゃんとシャワーを浴びる。
今日は一日中雲が多く、蒸し暑かった。
2004/05/13 (木) アラモアナビーチ
午後アラモアナビーチに行った。
ワイキキの西にあるこのビーチは、アラモアナ・ショッピングセンターの目の前にあるにもかかわらず、人が少ない。
ビーチは東西に長く、東側のマジックアイランド寄りは観光客もよく見かけるが、幅の狭い西の方はほぼローカルのみ。
場所によってサンゴのかけらや貝殻などが多く、砂の目が粗い場所があるのだが、ちゃんと細かい砂ばかりの所もある。
ここもワイキキと一緒で人工的に作られたビーチではあるが、微妙な海底の地形や潮の満ち引きに寄って、砂が移動するのだろう。
隣接したアラモアナ・ビーチパークにはテニスコートもあり、アラワイ運河に面した場所にはカヌーや釣りをする人もいる。
沖はベイビー・ハレイワ、テニスコート、ケワロズなどのサーフポイントが並び、ビーチからは次々とサーファーが出て行く。
ビーチ沿いをジョギングしてる人は一日中いるし、ローカルの利用者が多い為、パーキングも十分にある。
海はビーチから15メートルほどはとても浅く、その後は3メートルほどの深さになる。
ビーチと平行に、50メートルほど沖にサンゴ礁があり、干潮になると足首ほどの深さになる。
満潮時でも大きな岩がいくつも顔を出している。
このサンゴ礁の為に沖の波はビーチには届かず、いつも穏やかで泳ぐのには最高。
引き潮の時は特に水が澄んで気持ちがイイ。
今日は2〜3人と、スイマーが少なかったが、多い時は20人以上がビーチと平行に泳いでいる。
私はビーチから真っ直ぐに沖のサンゴ礁を目指し、岩の上に座ってちょっと休憩し、またビーチに真っ直ぐ戻ってくるコースの方が好き。
実はサンゴ礁付近では時々海亀が泳いでいるのだ。
今日は満潮に近く、南からの風の影響で白波が立ち、どこにいるのか見つからなかったが、干潮時にはサンゴの岩陰にいる小魚を見るのも楽しい。
家の前のピンクテコマの花が咲いた。
2004/05/14 (金) ローズアップル
タンタラスの丘の西側にあるマキキヴァレー・ループトレイルにトレッキングに行った。
早朝に通り雨があったが、取り合えず麓まで行ってみると、やはりパーキングに止まっている車も少なかった。
今日も緩やかな南風が吹き、南側の海上には薄い雲が広がっていたがすぐに振り出しそうな雰囲気は無かった。
トレイルに入ると湿度は高く、すぐに汗をかいたが、シェイマと言う鳥が出てきて声を聞かせてくれたり、下に流れるカネアロレ川のせせらぎが涼しげだった。
しばらく行くとストロベリー・グアヴァの赤い実がたくさん生っていた。
十分に人の手の届く高さにも実があり、収穫して食べる。
甘酸っぱい実にはビタミンCなどが豊富で、山歩きの栄養補給にはピッタリ。
そして今日はローズアップルも収穫する事が出来た。
これから季節を迎えるマウンテンアップルやグアヴァに比べて木が少なく、何度もここに来ている私もなかなか収穫する事が出来なかった。
完熟した実は柿の様な形になるのだが、今日のはまだそこまでは大きくなかった。
外側をシャツで拭いて齧ると、種の入った内側の空洞からまさにバラの様な甘い香りが広がった。
味はなんとも形容し難いが、肉厚の甘いピーマンを食べてる様な感じもした。
一つ家に持ち帰って、写真を撮ったのでUP。
夕方には何度かシャワーがあった。
2004/05/15 (土) コナウィンド
ハワイは太平洋の上を渡ってくる北東からの貿易風(トレードウィンド)の通り道になっていて、これが他の南の島々と違った、カラッとした気候を生み出している。
しかしこの貿易風が弱くなると、西や南からの風が入り込む事があり、特に東よりの南風をコナウィンドと呼ぶ。
南の海上の湿った空気を運んで来るので、ハワイは湿度が上がり、南に面したエリアには雲や雨が多くなる。
一昨日から入ってきたコナウィンドは、今日は朝からホノルルの上空に雲を作り、一日中どんよりとした天気が続いた。
断続的にシャワーも降り、空は白く靄がかかったようだった。
早くトレードウィンドに戻ってきて欲しい。
2004/05/16 (日) ピンクテコマ
ハワイの街路樹でポピュラーな物の一つにピンクテコマがある。
それほど大きな木にはならないが、年に4回も5回も花を付ける。
トランペットのような形の、その名の通りピンク色の花が咲くのだが、同じ木でもその時によって花の色の濃さが違う。
夏場は色の濃い花が咲くようだが、色の薄いピンク色の時は、遠くから桜のようにも見える。
かつて日本から移民してきた人達が、この花を「南洋桜」と呼んだ事があるそうだ。
私の住むアパートの斜め前にはこのピンクテコマの木があり、今丁度花を付けている。
戻ってきた貿易風に揺れ、晴れ渡った空に伸びた枝から落ちた花が、道路をピンク色に染めていた。
2004/05/17 (月) ゲッコー
ハワイで特に夜になると、時々家の軒下などから「ケッケッケ」と言う鳴き声が聞こえて来る。
これはヤモリの鳴き声で、ヤモリを英語ではゲッコーと言う。
蚊やハエなどの小さな昆虫を食べていて、ゲッコーのいる家は良い家とされている。
普段は透き通るような白い体をしているが、場所によって保護色をし、茶色くなっていたり緑色に近い時もある。
日本でもヤモリは「家守」とも書き、やはり家の守り神らしいが、私が日本にいた頃は東京では見たことが無かった。
ハワイでは一軒家でなくても、夜に虫の飛んでいるような所には必ずいて、蛍光灯の近くでじっとしていたりする。
ハワイで私が最初に一人で暮らした家では、置物のランプの中に住みついていて、夜になると時々出てきてはクネクネと体を曲げながら移動していた。
古い家に住んでいた時には、天井のライトを修理しようとして金具を外したら、中から小さな卵の殻が出てきた事もあった。
鳥やネコに襲われる事もあるが、尻尾を切って逃げると言う手段も持っている。
今住むアパートも、エレベーターホールの天井近くに大抵3匹ほどが住んでいて、丸い大きな目を凝らして虫を捕らえようとしているのをよく見かける。
昼間は寝ているようなのだが、今日は火災報知器のベルの下から、ちょろりと尻尾だけが覗いていた。
風が気持ち良かった。
日本では「コストコ」と呼ばれているアメリカの会員制の大型量販店がある。
アメリカでは「コスコ」(正確には「カスコ」)と言う名前で、ハワイにも何店舗かあり、私がよく利用するのはハワイカイの支店。
仕事のツアー中にお客さんに出す飲み物などは、いつもここでまとめて購入していて、月に1度は訪れている。
巨大な体育館の様な店内に、商品が倉庫の様に並べられ、ケースやボックス単位で売られている物が多い。
食料品、衣料品、日用雑貨から、本やオフィス用品、テレビやパソコンなどの電気製品、他の支店ではガソリンまで売っている。
個人的に利用するには、収納場所の多い家に住んでいなければならないが、大量に消費するものはまとめて買えば安くなるのがアメリカ。
以前は旅行者でもパスポートを提示すると「ワンデイ・パス」と言う一日限りの会員証を発行してくれたのだが、最近は日本にも支店が出来た為に廃止され、観光客を見かけることは少なくなった。
コスコの入り口のすぐ横には、フードコートがある。
店の外にあるので会員でなくても利用する事が出来るが、ここのホットドックは安くて美味い。
実際に中で売っている物と同じソーセージを使っているのだが、レリッシュやオニオンなどのトッピングは自分で好きなだけ乗せられる。
これに飲み放題のソフトドリンクが付いて$1.50。
今日も買い物の後にホットドックを齧っていると、足元にはゼブラダーブがうろちょろしていた。
風が弱くなって少し暑い。
朝のワイキキの天気は良かったが、天気予報はどこもバラバラで、心配しながらの出発だったのだが、ノースも綺麗に晴れていた。
サンセットビーチは陽射しがきつく、沖に上がった2フィートほどの波で遊ぶサーファーを眺めていると、背中に汗をかいた。
そのまま海に飛び込みたい気分だったが、さらに遠くの沖を見ていると水しぶきが上がった。
イルカの群れが通り過ぎていくところだった。
スピナードルフィンと言って、空中にジャンプして体を回転させるのが得意。
ビーチにいた他の観光客はほとんど気が付いていないようだった。
ラニアケアに行くと、丁度大きなウミガメがビーチに上がってくる所だった。
前ヒレを使って大きな体を少しずつ進め、ビーチにいた観光客らが写真を撮っていると、カメも動きを止める。
まるでカメラを意識しているかのようだった。
続いてハレイワのアリイビーチに行くと、形の良い2〜3フィートの波が入っていて、初心者風のサーファーで一杯だった。
我々はトレンチと呼ばれるスキューバダイブのポイントのある、左の浅瀬側に陣取り、デートパームの木陰でランチを取った。
ここでも時々海がめが水面に顔を出すのが見えた。
帰りはワヒアワ辺りから雲が出て、ホノルルもすっかり曇っていた。
風が巻いていた。
朝からホノルルは雲が多かった。
風は南よりで蒸し暑い。
午後から東海岸のワイマナロに向かった。
途中ハワイカイのタコベルでスナックを買って、マカプウ岬を回ると、東海岸は意外に雲が少なく、海も穏やかだった。
ワイマナロはきめの細かい白い砂の海岸線が続く。
その中で北側のベロウズ空軍基地の隣にあるのがベロウズビーチ。
ワイマナロ・ポロフィールドの前を入っていくのだが、ここは観光客が少なくローカル向き。
広いパーキングスペースが埋まっている事はほとんど無く、平日は大抵10台以下。
人の数よりトラッシュ・キャン(ゴミ箱)の数の方が多い。
サークルアイランドなどのツアーではいつもここで休憩しているので、公園管理局の職員は顔馴染み。
マイナバードの鳴き声の響くアイアンツリーの林を抜けると、エメラルドグリーンに輝く海と、目に眩しい白い砂が現れる。
ビーチにいたのはほんの数人。
取り合えずタコスを齧ってから、海に飛び込んだ。
岩のほとんど無い海底は少しずつ深くなるが、ショアブレイクが体をくすぐる。
普段は正面の沖から吹き付ける貿易風ではなく、後ろのコオラウ山脈を回りこむコナ・ウィンドが南東から吹いていた。
ダウンタウンの少し山手にフォスター植物園がある。
今日はチャーターでここに来た。
ヴィネヤードと言う大きな通りに面してはいるのだが、園内は鳥の声に満ちている。
様々な木が植えてあり、中には驚くほどの珍しい巨木もある。
椰子の木のコーナーには、普段はあまり見かけない椰子があったり、フルーツの木のコーナーや蘭のコーナーなどもある。
トロリーも近くを通っているのだが、日本人はおろかローカルも、アメリカ人観光客も少ない。
時々会う人は老人が多いのだが、花や植物が好きな人には面白い場所だと思う。
パーキングにはコットン・ツリーが丁度実を付けていて、はじけた綿が辺りをふわふわと舞い、吹き溜まりに集まっていた。
午前中はほとんど風が無く、大変暑かったが、午後からトレードウィンドが戻ってきた。
オアフ島の西の端にヨコハマ・ベイと言う場所がある。
米軍の演習場があり、かつてここは太平洋戦争の時に日本上陸作戦の練習に使われたという。
地形が横浜に似ているそうだが、どこが似ているのかさっぱりわからない。
大きな湾の先端にはビーチパークがあるのだが、付近に民家は無いので基本的に人が少ない。
大きなショアブレイクが上がり、マカハ辺りからやってきたローカルブギーボーダーは集まる。
夕陽も綺麗な場所で、今日は午後から友達と行った。
土曜と言う事もあり、普段の倍以上の人がいて、ローカルのパーティーもいくつかやっていた。
さらにトラックからテントや大量の飲み物などを降ろしているグループがいて、よく見るとどうも日本人らしい。
なんだろう?と思っていたら、その中の一人から声を掛けられた。
なんと知り合いのコーディネーターが3人も撮影の仕事中だったのだ。
石原裕次郎の映画だそうで、三浦友和と坂口憲二がいた。
夕陽をバックに2人が語り合っているシーンを撮っていたが、スタッフなど周りには30人以上の人がいて、予算の大きさを感じた。
余って勿体無いからと、我々もスタッフと同じ弁当を頂いてしまった。
撮影は日没まで続いていたが、私はワイアナエ山脈を見ながら波と戯れていた。
私の住むマキキの山手側に、マキキ・ショッピングヴィレッジと言う小さなショッピングモールがある。
そこに韓国料理のファーストフード店で「ペッパース」と言う店がある。
10年ほど前私がハワイに来て程なく開店したこの店は、以前ハンバーガーやナチョスなどを出していたカフェだったらしく、今でも売っていないナチョスなどの看板が出ている。
大きなコリアンタウンのあったLAから来た私はビビンバには目が無く、アラモアナなどにあるチェーン店「ヤミー」などに比べて野菜がフレッシュで美味しいここのビビンバはお気に入りなのである。
レジでオーダーすると、すぐ後ろのキッチンにわざわざマイクで注文を入れるのはコリアンスタイル。
しばらくするとキッチンの小さな窓からオーダーが出てくるのだが、10年通っている私も、まだキッチンの中にいるシェフの顔を見たことが無い。
基本的に辛いものが苦手な私は、添えられているコチジャンをスプーンでほとんどよけて食べるのだが、全く無いと物足りない。
夕方にはとても混み合うこの店にはテーブル席もいくつかあるが、大抵は家に持ち帰って食べている。
ずっしりと重たいビビンバから、車の中にイイ匂いが漂っていた。
ワイキキから見て、ダイアモンドヘッドの裏側にカハラと言う超高級住宅街がある。
一番海よりのカハラ・アヴェニューを進むとカハラ・マンダリンホテルに突き当たるのだが、そのすぐ手前にワイアラエビーチと言う所がある。
今日はここに行った。
カハラビーチのすぐ隣で、カパカヒ川を越えた先がワイアラエビーチになる。
砂はサンゴや貝のかけらの多い所なので素足では歩き難く、幅も狭いので人は多くない。
干潮時にはシュノーケルも楽しめるが、普段は隣接するワイアラエ・ビーチパークでローカルがBBQなどしているのを見る。
ビーチのすぐ後ろには、名門ゴルフコース、ワイアラエ・カントリークラブのクラブハウスがあり、バンケットの準備をしていた。
実はこのビーチはウェディングの記念写真の撮影場所として有名な所で、今日も次から次へと新婚さんがカメラマンを従えて現われ、仲良く手をつないだり、一緒に椰子の木に寄り添ったりしては思い出を収めていた。
昨日まで緩かった風が今日は強くなり、純白のウェディングドレスが揺れていた。
椰子の葉の揺れる音が気持ち良かった。
ハワイで最もよく目にする鳥がゼブラダーヴと言う小型のハトだ。
色はグレーで、濃淡が縞になっているので、ゼブラ(シマウマ)と言う名が付いている。
ダーヴとはハトの事。
縞と島をかけて、ハワイの日本人はシマバトと言う愛称で呼ぶこともある。
目が悪いのか、鈍感なのか、人が近づいても逃げずにうろうろと歩くだけ。
これがフレンドリーな感じもするので、一番ハワイらしい鳥なんて言われる事もあるようだ。
ホーホーと鳴きながら、オスが尾羽を広げて、メスに近寄っているのは一年中見られる。
この気候なので特に恋愛のシーズンが決まっている訳ではない。
飛び立つ時に、ピピピという音がする。
鳴いているのか、どこから音が出ているのかよくわからないのだが、なんともかわいらしい。
銀行に行くために近所を歩いていたら、歩道の真ん中でシマバトが4羽ミーティング中だった。
2メートルくらい手前になってようやく気付いたようだが、私が通る分の30センチほど歩いて横に移動しただけ。
犬や猫でも知らない人が近づいたらもっと逃げるはずだが、ハワイの鳥は人も恐れない。
平和を感じる一瞬である。
夕方6時半からワイキキでミーティングがあったので、6時に家を出た。
普段ならワイキキまで10分である。
ヤング・ストリートからカラカウア・アヴェニューに入ると、すぐに渋滞に巻き込まれた。
ワイオラ・ストリートまで進んだ所で、マッカリーに回る事にした。
裏道を抜けてマッカリー・ストリートに出ると、すぐにカピオラニ・ブルヴァードまでは進めたが、やはりカラカウアとの合流で渋滞していた。
パレードがあるなんて聞いてないし、工事にしては時間が遅いなぁと思いながら、クヒオ・アヴェニューとの分岐まで進むのに、家を出てから既に40分が過ぎていた。
クヒオはずっと工事が続いていて、車線が少なくなっているので、そのままカラカウアに入ったのが運の尽き。
じりじりとしか進まない全ての車線が、シェラトン前のシーサイド・アヴェニューに強制的に曲がらされていた。
その先のカラカウアはポリスの白バイが4台で道路を封鎖し、その向こうには多くの警察車両が見えた。
何が起きたのかわからなかったが、4車線のカラカウアから2車線のシーサイドに入り、のろのろとクヒオ・アヴェニューに出て、ミーティングに到着したのは1時間半遅れだった。
この事故は日本でもニュースになったかもしれないが、トラックが一台、モアナサーフライダーとワイキキ警察の間の歩道に乗り上げ、消火栓やフリーペーパーのラック、ゴミ箱などを倒した後、人ごみに突っ込み、2日前に結婚したばかりの日本からの新婚さんなどを撥ね、24歳の新婦が亡くなり、新郎を含む7名が重軽傷を負ったと言うもの。
トラックを運転していたドライヴァーは、事故の直前に意識が無かったと言う目撃情報などもあるが、やはり重傷のため詳しい原因はわかっていない。
4時半頃に起きた事故だったそうだが、ワイキキは9時近くまで渋滞した。
ワイキキでこれほどの交通事故が起きたのは15年振りだったそうだが、私にはハロウィンの夜、クリスマス前の最後の金曜を凌ぐ大渋滞だった。
亡くなられた方には心よりご冥福をお祈りいたします。
ハワイの夏の代表的な花の一つがシャワーツリーである。
一番ポピュラーなのはレインボーシャワー。
ワイキキにも多く、桜のような形の花びらの中に、赤、ピンク、黄、白が混ざり合っている。
白ばかりのホワイトシャワーもある。
白と黄色が混ざった、ホワイト&イエローシャワー、黄色ばかりのはゴールデンシャワーと言う。
ピンクばかりのピンクシャワーと言う種類もある。
今日はサークルアイランド中、シャワーツリーを中心に見ていた。
ワイキキを出て、カピオラニ公園沿いにはレインボー、ホワイト、ホワイト&イエロー、そしてゴールデンシャワーツリーがあり、そろそろ5分咲きだ。
カハラのワイアラエ・カントリークラブ沿いには、ピンクシャワーが並ぶ。
ピンクの濃さが微妙に違っているが、ゴルフ場の垣根のピンクのハイビスカスとマッチして、なんとも言えない美しさ。
ピンクは時期が少し早めで、既に7分咲き。
カラニアナオレ・ハイウェイ沿いにもレインボーの巨木や、ホワイト&イエローがある。
裏オアフにはシャワーツリーは少ないのだが、ノースに入る手前、カフクの高校前には毎年早咲きのレインボーがある。
南側に戻り、H-1フリーウェイに入ると、カメハメハ・ハイツ付近には街路樹のレインボーシャワーが多く、空気の悪いフリーウェイでも健気に花を付けている。
そして私の家の近く、キング・ストリート沿いにもシャワーツリーが並んでいる。
レインボーが中心だが、ホワイトやゴールデンが混ざる。
また、近所のセントラル・ユニオンチャーチにはピンクシャワーが何本か花を付けている。
10月くらいまで花を楽しめるが、7月以降の風の強い日に、桜吹雪のように花が散る様は見事。
シャワーの様に散るのでシャワーツリーなのだが、日本人には桜吹雪と言った方がピッタリ来る。
落ちた花びらも、しばらくは風に流され漂いながら、道路を彩っている。
月が大きくなってきた。
私の愛車、1990年型のGMCサファリの事を、「太郎」と呼んでいる。
アメリカ車は当たり外れが大きく、ダメな車はすぐにダメになるのだが、太郎は大当たりだった。
元々中古で購入したのだが、その時は白い外装があちこち剥がれ、見た目は悪かった。
すぐに青くペイントし直して、ハワイらしくステッカーを貼ったり、アロハスタイルのシートカヴァーを被せたりして、かわいくなった。
ハワイ系のウェブサイトや、テレビにまで出たことがある。
エンジン以外の部分は既に何度も修理や交換をしたが、エンジンだけはすこぶる快調。
しかしちょっとオイルの減りが早かったので、修理工場に持って行った。
土曜でも開いてるカカアコの行きつけの修理工場に預け、付近を散策。
あまりの暑さにくらくらしたが、お昼過ぎには修理が完了した。
15万マイルに近づこうとしている太郎は、余計な内装のオプションは無く、自然の風を入れて、ベンチシートで、景色を楽しむために頑張ってくれている。
少しずつ増えているステッカーを、リピータのお客さんが気付いてくれる時が嬉しい。
週休二日制が徹底されているアメリカでは、日本に比べて意外と祭日が少ない。
しかし現在の日本と同様に、祭日を週末に動かして連休にすると言う事は随分前から行われてきた。
今日はメモリアルデーを絡めた3連休の最後で、天気も良かったせいで公園などは各地で賑わっていた。
今日はノースショアツアーで、お客さんをまずハレイワ・タウンにお連れすると、ここはアメリカ人観光客の方が多かった。
クアアイナのハンバーガーを購入するお客さんに付き合って、先日新装した新しい店に入っていくと、ここはいつものように長蛇の列だった。
ハレイワを出てサンセットビーチに行くと、ここもサーフィンシーズン以外では見たことも無いような混雑で、路肩にはレンタカーがずらりと駐車されていた。
ビーチにはアメリカ人を中心に日本人観光客も多く、穏やかな海でシュノーケルなど楽しんでいた。
ワイメアはローカルの車が路肩にびっしりと並び、飛び込み岩にも多くの人が見えた。
そしてハレイワに戻り、アリイビーチパークもローカルのパーティーが多く、今年初めて見る賑わいだった。
ピクニックテーブルは全て埋まっていたので、大きなモンキーポッドの木の下にラグを引いて、お客さんには寛いでいただいた。
帰りにドール・プランテーションに寄ると、ここは当然のように混み合っていた。
キルト売り場のコラに聞いてみると、今日はローカルのお客さんも多いのだそうだ。
フリーウェイだけは空いていると思っていたのだが、H-2に入ってすぐに渋滞した。
すぐ先で2台の車による事故があった。
これを過ぎると、平日よりはスムーズにワイキキまで戻ることが出来た。
家の前のピンクテコマの木がまた花を咲かせた。