ハワイ日記2009年04月


2009年04月02日

ダエチャン・レストラン

1ヶ月振りくらいで冷麺が食べたくなったので、ケアモクの「ユッチャン」に向かった。

パーキングの入り口にあった発券機とゲートが無くなっている。

さらに「ユッチャン」のグリーンの看板が見当たらない。

最初は場所を間違えてしまったのかと思ったのだが、そこにある店の中を覗くと、「ユッチャン」と同じグリーンのテーブルが置いてあるが、お客さんらしき人の姿は見えない。

店員風の人が中にいたので尋ねてみると、「ユッチャン」はカピオラニに移転したと言う。

昨年2号店としてカピオラニにオープンした店は、ケアモク店と味が違うと言う評判で、私はまだ今まで一度も足を運んだことは無かったが、どうやら2号店の方に統合されてしまったそうだ。

で、この場所は?と聞くと、「ダエチャン」と言う名のコリアン・レストランになったのだそうだ。

よく見ると「ユッチャン」時代にいたウェイトレスが一人おり、彼女も私のことを覚えていて、メニューの内容などはあまり変わらないと言うので、入ってみることにした。

他にお客さんが一人もいなかったことがちょっと不安だったが、しばらくして、「ユッチャン」と間違えた韓国人が入ってきて、カピオラニの場所を聞くと出て行ってしまった。

「ダエチャン」はまだオープンして1ヶ月弱だそうだが、有名店のあった場所に同じコンセプトの店を開くのは大変だろう。

で、メニューの内容は確かに「ユッチャン」とほぼ同じ。



「プライドチキン」は韓国の根性を注入されそうだが、あとは「奉仕料」位しか面白ポイントは無かった。

とりあえず冷麺が食べたかったので注文。

下のセットメニューは、二人で行って麺を二つ注文して、ブルゴギ(焼肉)を一つシェアすると$19.99と言うディール。

友人と二人で行ったので、これを頼んだのだが、以前のようにブルゴギにご飯やスープは付かなかった。

さて、問題の冷麺だが、スープがシャリシャリと凍っているスタイルは「ユッチャン」と一緒だったが、黒い葛ではなく白い麺。

それでも焼肉屋の締めに出てくる冷麺とは少し違って細麺だった。

「葛冷麺(ブラック・ヌードル)」を楽しみにしている人は「ユッチャン」まで足を伸ばさなければならないかも知れないが、ブルゴギは美味しかったし、冷麺もこれはこれで良かったので、私は今後他のメニューも試してみたい。

最初から温かいお茶が出てきたり、サービスも若干変わったが、出来立ての店はこれからが試練だろう。

  

2009年04月03日

ビーチピクニック・ベロウズビーチ

この冬のハワイの気温の低さは1980年代前半以来ということらしい。

晴れ間が広がっても風が冷たく感じる日が多い。

雨は少なくなって雨季は明けた感じだが、春よりも既に夏が恋しい。

今日は時間をずらしたビーチピクニックツアー。

ワイキキにお客さんを迎えに行く途中でLOSTの撮影に遭遇!



走っているタクシーのシーンの様だが、キャストの姿は見えなかった。

ホノルル側の雲は少なかったが、マカプウを回ると日陰が多かった。

ベロウズビーチはローカルキッズがたくさん海に入ってブギボーに夢中のようだったが、トレードウィンドが強くて肌寒かった。



私も一応水着に着替えたが、出た後の寒さを考えると躊躇してしまった。



それでも時折陽が射すと海はうっとりするような色を出した。



「KENEKE'S」で買ってきたサバ弁当を食べて、早めにビーチを引き上げた。

帰りにハワイカイ・タウンセンターの「ROSS」と、カハラモールに寄って、最後に「ミニボン」食べて帰ってきた。


  

2009年04月11日

風邪

年末年始に過酷な「LOST」ファンツアーが元で風邪を引いてしまったが、先週末くらいからまた体調を崩してしまって、数日寝込んでいた。

大分良くなったのだが、ご心配をおかけした諸方面にはお詫び申し上げます。

今日は「LOST」ファンツアーが入っていたため出動。

明けたのか明けてないのかわからない今年のハワイの雨季だが、今日はまた朝からどんよりとした天気で断続的に雨。

風は強くなかったのでずぶ濡れと言う事は無かったが、寒さは相変わらずで、ツアーが終わって家に帰ると疲労困憊。

明日は今日の日記を書きます。

2009年04月12日

「LOST」ファンツアー

朝からどんよりと曇り、雨の予報の出た、寒い一日の始まりだった。

病み上がりの身体に気合を入れるために、「セブン-イレブン」でエナジードリンクを飲んでから、ワイキキへ向かった。



アラワイ運河から見たマノアヴァレーは白い雨雲に包まれていたが、ジャングルの中はほんの小雨程度しか感じられなかった。



風は強くなく、海も穏やかだったが、高い雲が陽を遮って、気温が上がらず、ハナウマ湾も人が少ないようだった。

イースター・ホリデーでアメリカ人観光客の多い時期だが、ラナイ・ルックアウトもレンタカーの数は少なかった。



東海岸は低い雲も多く暗かったが、雨が降っているのはコオラウ山脈沿いだけのようだった。



ノースショアに回るとパラパラと降ってきた。

パパイロアのローカルパーキングでビーチサンダルに履き替え、傘を差してビーチに入っていく。

雨に煙ってカエナ岬は全く見えない。



さて、サバイバー達のベースキャンプは、先週からキッチンを残してすっかり片付けられている。



シーズン5の撮影はほぼ終了し、現在は撮り残しや撮り直しのみのようだ。



また8月まではこの状態が続くのだろうか?

傘を差しながらのビーチ行軍はやはり大変だったが、風が無かったおかげでずぶ濡れになることは無かった。

ハレイワに向かう途中で雨足が強くなったが、「マッキーズ」でのランチも無事に食べることは出来た。

ディリンハム飛行場でもやはり雨は降り続けたが、



モクレイアビーチに出ると一瞬雨が止んでくれた。



帰りのフリーウェイではスコールにもあったが、渋滞は予想したほど酷くは無かった。

  

2009年04月17日

Merrie Monarch Festival

ぶり返していた風邪もようやく治まってきた。

ご心配をおかけした皆様にはお詫び申し上げます。

例年に無い異常な寒さが原因と思われるが、風邪を引いたり体調を崩しているローカルも少なくない。

気が付けば4月も既に後半で、今日からメリーモナークが始まった。

ご興味のある方はKITVのウェブサイトからどうぞ。

http://www.kitv.com/

昨晩から風が弱くなって今日は少し蒸し暑い。

  

2009年04月19日

「LOST」ファンツアー

冷たく乾燥したトレードウィンドが収まり、湿度の高い暖かい日になった。

空は晴れ渡り、オウムの飛ぶマノアのジャングルにも雲ひとつ無かった。



ハナウマ湾の入り口付近は工事中で、路肩の幅を増やしているような感じ。

駐車場に入り切れない車の待機所にするつもりかな?

さてそこを過ぎると現れる真っ青な海は穏やかで、ラナイ・ルックアウトに車を止めると沖にクジラの潮吹きも見れた。



サンディービーチは2〜3フィートのショアブレイクが見えたが、マカプウはおとなしかった。

ベロウズの海はゴージャスな色で、これからビーチ・ゴーアーが増えそうな感じ。



コオラウ山脈の頂上には時々雲が現れたが、オフレフレ山も今日はくっきり見えた。



カーアヴァ・ヴァレーも明るかった。



カーアヴァ、プナルウ、ハウウラと東海岸も今日は海の色が綺麗だった。

ノースショアに回ると3〜4フィートの波が出ていて、サンセット、チャンズ、ラニアケアなどはサーファーの姿も多かった。

さてパパイロアビーチは今日もやや過酷な行軍になった。

先週は寒さの中、傘をさして濡れた砂のビーチで、今日はじりじりと太陽に照らされ汗をかきながらである。

ビーチに入る前には、お客さんにいつも、「ここは観光地では全く無いので、修行のつもりで歩いてください」と言っているのだが、私が一番修行しているようだ。

まあ今日も暑いと言っても、まだ夏場に比べたらまだまだ全然マシ。

それにやはり天気は悪いより良い方が気持ちがイイ。



ベースキャンプのロケ地はシーズンの間の状態で、キッチンだけが残されている状態だが、今日はその近くにキャノピー型のテントが建っていて、中で黄色いジャケットを着た身体のでかいローカルが数人でミーティングをしていた。



普段のセキュリティとはユニフォームが違うし、前はセキュリティ用のテントなんて無かったのだが、お客さんをソロゾロと連れてきた私に気が付いたようなので、フェンス際からシャカで挨拶すると、4〜5人いた全員がシャカで返してくれた。

まあこれでコンフリクトは無い。

カエナ岬も晴れている様子。



天気が良いので「マッキーズ」も人が多かった。

ノースショアでは高い雲が空に筋を作っていたが、カエナ岬へ向かう車内に吹き込む風が気持ち良かった。



モクレイアのビーチも綺麗だった。



帰りにH-2フリーウェイをパールシティに下りてくると、ホノルルはどんよりとした雲に包まれていた。

雷でも鳴るのではないかと思ったが、結局夜も静かだった。

  

2009年04月20日

イケメンガイドのジュンちゃん

今月4月8日に発売された、集英社の女性向け漫画雑誌「別冊YOU」がようやく私の手元に届いた。



最初は「女性誌」とだけ聞いていたのだが、マンガ本で、「青年女性向け」かな?

そして高梨みどりさんの「makani〜ハワイの風」と言う作品に、イケメンガイドのジュンちゃんと言うのが登場する。



ジュンちゃんはいつも「DIAMOND HEAD CLUB HAWAII」のTシャツを着ているのだが、決してその会社名が明かされることは無い。

飼ってる犬の名がラウラウとか、一部私が提供したネタも含まれているのだが、小さな雑種のはずのラウラウが大きなレトリーバーだったり、ジュンちゃんもモデルよりずっと素敵に描かれている。

年が若いのは、過去の話として受け取っていただければ幸い。

定価600円で発売中です!

  

2009年04月23日

「LOST」ファンツアー

朝のワイキキは晴れていたが、午後からは雨の予報だった。

マノアの森には朝日が差し込み、野鳥の鳴き声のこだまして気持ちが良かった。



カラニアナオレ・ハイウェイ沿いはプルメリアの花も増えてきたし、マンゴーも時々小さな実をぶら下げている。

ラナイ・ルックアウトから見下ろす海はとても穏やかだったが、モロカイ島は見えなかった。



東海岸に出ると雲が出てきた。

ベロウズビーチも人が少なかったが、風は西寄りで生暖かかった。



ワイアホレ・ビーチパークを過ぎるとポツポツと降ってきて、カーアヴァヴァレーは傘を差しながら見上げた。



ライエまでは時々雨粒が飛んできたが、ノースショアに回ると雲が切れてきた。

サンセットもラニアケアも3〜4フィートほどの波が見えた。

パパイロアビーチに出ると陽が射してきた。

人はほとんどいないがウミガメがあちこちで泳ぐ海を横目に深い砂の上を行軍。



なんて言うことは無いアイアンツリーも、一度説明を聞いてしまうと、これからLOSTを見た時には別の印象を持つに違いない。



食後にノースショア・マーケット・プレイスで休憩。

「ポリトレ」でギセラとLOST談義。

シーズン5も終盤になり、いくつか過去の疑問が解決しているが、新たな疑問も出てきて、やはりLOST状態・・・。

ワイアルアのシュガーミル跡地を回ってモクレイアに向かうと、またパラパラと降ってきた。

傘を差すほどではなかったが、ディリンハム飛行場も



モクレイアビーチも静かに濡れていた。



風が北寄りに変わり、雲は流れていた。

帰りのフリーウェイでも何度かシャワーに遭ったが、渋滞はさほど酷くなかった。

ワイキキは晴れていた。

 

2009年04月24日

サンセットツアー

午前中は晴れ間が広がっていたが、午後からは雲が増えてきた。

ワイキキを出てH-1フリーウェイを西に走り、レッドヒルを超えるとワイアナエ山脈の上に濃い雲が広がっているのが見えた。

ワヒアワを過ぎてノースショアが見えてくると、カエナ岬方面は所々シャワーが降っていそうだったが、ハレイワから北は雲も切れていた。



アリイビーチも人はほとんどいなかったが、



3〜4フィートほどに上がった波には、仕事帰りのようなサーファーが次々と入って行った。



時々ビーチには陽が射したが、風が吹くと少し肌寒かった。

その後ハレイワ・タウンで散策して、「チョロズ」で早めのディナー。

雨も心配されたが、カフク岬方面は雲も減ってきて、サンセットも期待が高くなってきた。

サンセットビーチにはサンセット待ちのゴーアーも数組いた。



しかし北から雲が迫ってきていて、



日没は微妙な感じ。



サーフポイントはかなり手前で、見物するには良かった。



太陽が雲の中に入ってしまうと辺りは少し暗くなり、これでビーチを引き上げてしまった人もいたが、やがて雲の下からオレンジ色の夕陽が出てきた。



ロッキーポイントにもサーファーが現れた。



そして静かなサンセットが見れた。



夕焼けはほとんど出なかったが、帰りの夜景は綺麗だった。

  

2009年04月28日

「LOST」ファンツアー・卒業試験

世界的な経済不況でハワイを訪れる旅行者が減り、どこのツアー会社も暇に苦しんでいる様だが、悪運強いダイアモンドヘッドクラブは「LOST」ファンツアーのおかげで忙しい。

しかし一日ツアーで運転、案内、説明と続けると体力消費も激しく、なかなか連日では催行できないのが弱点だった。

今までにも何度か社員を増やして体制を整えようとしたことはあったが、人材となるとなかなか探すのが難しい。

大手のマニュアル化されたツアーとは異なり、臨機応変さと細かい気配り、さらに深い知識を売りとしているダイアモンドヘッドクラブの、さらに体力とオタク度を必要とする「LOST」ファンツアーは、とても伝承できるとは思っていなかった。

それが昨年、DHCと同様の自然系ツアーをメインとするツアー会社を立ち上げたアコちゃんから相談を受けたこがきっかけで、「LOST」ファンツアーの話をすることになった。

アコちゃんはワイキキの鍋会で知り合ったオアフ在住日本人の仲間で、ノースショアの鍋会にも何度か来ている、一児の母だ。

不動産のライセンスも持つのに、カヌーをしたり、昨年はハウウラへのキャンプも一緒に行ったアクティブ系の女性。

ハワイはまだ4年ほどだが、放映はされなかったがLOSTのエキストラとして撮影に行った経験も持ち、車の運転も安全だし、ハワイの前にはアメリカ人のご主人とメインランドでの生活経験も長いので勿論英語も問題ない。

そんな彼女を研修生としてトレーニングしたのは10回以上になった。

最初は運転だけ、次はロケ地での説明、そして車内での説明と刻んで指導していったが、私の15年以上に及ぶツアーガイドとしての経験をまさに伝授しようとしたのだからなかなか簡単には行かなかった。

随分厳しいことも言ってきたが、ダイアモンドヘッドクラブのクオリティを維持し、全てのお客さんに楽しんでいただけるツアーを提供するためには、私も妥協できない点はあった。

ツアー業としてはまだ浅いアコちゃんに私と全く同じ事が出来るとは思っていないが、「LOST」ファンツアーとしての形は付いて来たので、今回は卒業試験となった。

基本的にほとんど全てを彼女が一人で行い、私は試験官だった。


朝のワイキキは少し雲がある程度だったが、予報では昼頃から雨になって、洪水注意報も出ていた。

マノアは道路も濡れていたが、傘は使わなかった。



ジャングルに鳥の声がこだまする。




ダーマのハイドラ・ステーションと、



オーキッド・ステーション。



コオラウ山脈の稜線には雨雲が見えたが、ラナイ・ルックアウトは晴れ間も多く、海は穏やかだった。




東海岸に回ってもスコールが来るような濃い雨雲は見えず、ベロウズビーチにはスクールバスが並んでいた。



ビーチにはバックパックが散らばり、



生徒達がランチの配給に並んでいた。



先生らしき人に尋ねてみると、カメハメハ・スクールの生徒さん達だそうだ。

カネオヘから先は少し雲が多く、



所々水溜りも残っていたが、降られることは無かった。



ノースショアに入ると雲はさらに減って、パパイロアビーチも青空が広がった。



ハレイワも気持ち良く晴れ渡り、シュリンプ・ランチの後はノースショア・マーケット・プレイスで休憩。

モクレイアも晴れが続いた。

ディリンハム飛行場でオーシャニック815便の残骸を見て、



モクレイアビーチに出る。



その後ファーリントン・ハイウェイのノースの西端へ向かう。

ここから先は4WDしか入れないが、LOSTのシーズン5では”North Valley”と言う名前で使われたロケ地。



帰りのフリーウェイはそれなりに渋滞したが、結局雨には一度も当たらず、天気予報は良い方に大きく外れた。


と言うことで、多少細かいことは課題が残ったが、アコちゃんの卒業試験は合格と言うことになった。

ゴールデン・ウィークからの「LOST」ファンツアーは二人体制で受けていきたいと思う。

これでお断りするお客様が減ることになるだろう。

また一歩前進。






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